サッカーや野球などの球技や格闘技などのスポーツを取り組んでいる方は「反射神経が良い」と褒められた経験はありませんか?
一般的には「反射神経」とは、体を動かす運動神経や、聴覚や視覚から入ってくる情報に反応する力そのものを指すことが多いです。
反射神経は、動作やからだを動かすスピードやスキルを高めるトレーニングをすれば向上できます。
今回は、反射神経について詳しく解説をします。また、気軽に鍛えられる方法も紹介するため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
反射神経とは?
反射神経は、視覚から物が動いたり、飛んできたりする速さや軌道を認識し、脳で見た情報を処理し、
からだに信号を送り、からだを動かすことを指します。
これらの動きを一般的には「反射神経」と呼ばれており、見た情報をスムーズにからだの動きに連動させたら「反射神経」が改善されるでしょう。
しかし、医学的な用語としては定義されていません。
反射神経を向上する方法
反射神経が良いとスポーツのパフォーマンス向上や事故や怪我の防止などの様々なメリットがあります。
反射神経を向上するには「素早く動かせる筋肉を鍛える」「反応速度を高める」の2点がおすすめです。
素早く動かせる筋肉を鍛える
素早く動かせる筋肉を鍛えることが大切です。
筋肉を構成するために、細長い細胞「筋繊維」があります。筋繊維は、筋肉の収縮と弛緩に関与する重要な役割を果たしています。
瞬発的に筋肉を動かす「速筋」とからだを長く動かし続けることのできる「遅筋」の2種類で構成されています。
素早く動かせる筋肉を鍛えるには、速筋を使う「短距離走」「ウエイトリフティング」などの運動がおすすめです。
速筋を鍛えることで、からだの筋肉を瞬間的に収縮する力が高まるので反応速度が向上します。
反応速度を高める
反射神経は、目で似た情報をどれだけスムーズにからだの動きに伝えられるかが大切です。
見たものを瞬時に反応させる「動体視力」がそのため、動くものをみて、早く動くものを追いかけるなどの見る力も鍛える必要になります。
反応速度を高める運動としては、耳で聞いた情報からからだを動かすことがおすすめです。
気軽に反射神経を鍛えられる方法
反射神経を鍛えられる方法を3つ紹介いたします。
気軽にできる内容のため、トライしてみてくださいね。
移動中にできる運動
電車や車に乗っているときに外を眺めて、看板や標識の文字を読む、すれ違う車やトラックのナンバープレートや車体の文字を読むといった運動です。
流れる文字を瞬時に判断する力を養う方法です。続けることで、反応速度を高められるでしょう。
ボールを使った運動
跳ね返りやすいスーパーボールやテニスボールなどのボールを壁や床に向かってボールを投げ、跳ね返ってきたボールをキャッチするトレーニングです。
ボールを投げるスピードや壁や床との距離を変えることで難易度を調整できます。
柔らかすぎるボールだと跳ね返ってこないため、ボールを選ぶ時は注意しましょう。程よく弾力のあるボールがおすすめです。
スマホアプリ
最近はゲームをしながら動体視力を向上するスマホアプリが出ています。スマホアプリを利用し、ゲーム感覚でトレーニングできると楽しく続けやすいと思います。
特におすすめなのは、下記の3点です。
自分自身の実力に合わせた段階で「動体視力」を鍛えられるため、続けやすいアプリです。
対象年齢が4歳からのため、家族全員で行うのもいいですね。
「点灯しているボタンを順番に押す」と気軽にできるゲームです。
電車での移動中や飲食店の順番待ちなどのスキマ時間で、動体視力を鍛えられます。
Androidユーザーにおすすめな動体視力トレーニングです。
目の筋肉を使って、短時間で鍛えられるため、手軽に始められます。
まとめ
反射神経は、生まれつき早い人もいれば、訓練によって速くすることができる人もいます。
ですが、反射神経を鍛えることで、スポーツのパフォーマンス向上や事故や怪我の防止に繋がります。
ぜひ、自分に合ったやり方で、反射神経を鍛えてみましょう。