朝晩の風に少しずつ秋の気配を感じる9月。
暑さがやわらぎ、体を動かすのにちょうど良い季節になってきました。
出産を終えたばかりの方にとっても、心身をリセットし新しい一歩を踏み出すにはぴったりの時期です。
今回は、産後トレーニングを始める前に知っておきたい大切なポイントをお伝えします。
産後すぐは、出産によりからだに大きなダメージを受けているため傷口やからだの状態が安定するまで運動は控えてからだを休めることに集中しましょう。
子育ての環境がおちつき、からだの状態も安定してきたら少しずつ動く頻度や強度を増やして無理なく運動してください。
からだの回復には個人差があるのでいつから始めればいいというのはありませんが、目安となる期間は普通分娩で産後3ヶ月前後、帝王切開の場合はそれ以上かかるとされています。快方に向かうのが早い方は出産後1ヶ月ほどで運動を始めるケースもありますが、まずは自分の身体を回復させてから運動を始めるようにしてください。無理な運動のスタートには注意してくださいね。
産後の運動の注意点
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激しい運動をしない
産後は筋力の低下やホルモンの影響によりからだに負担がかかっている状態です。出産前と同じように動いてしまうと怪我や痛みが出る可能性がありますので、まずはストレッチや軽いウォーキングなどから始めてみましょう。
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痩せることや体型を戻すことにこだわりすぎない
こだわりすぎてしまうと体重の増減や体型が変わらないことに焦りを感じストレスに感じてしまいます。体型に変化が出るのは時間がかかるものとし、半年から1年くらいかけるくらいの長期間計画で取り組んでください
おすすめの運動
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ストレッチ
筋肉や関節をほぐし柔軟性を高めます。それだけでなく気持ちを落ち着かせリフレッシュさせる効果もあります。腰痛や骨盤のゆがみを整えるためにも柔軟運動は大切です。
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ウォーキング
有酸素運動で赤ちゃんを守るために蓄えた体脂肪を燃焼させることができます。まずは短い時間からスタートし徐々に歩く時間を増やしてカロリーを消費させます。家の近くを歩くだけでも気分転換になりますね。
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筋トレ
出産で低下した筋肉を鍛えて、代謝を高めるようにします。筋肉を鍛えることは脂肪燃焼効果だけでなく姿勢の改善やからだを引き締めるのに必要です。
産後の体はまだデリケートですが、無理せず少しずつ体を動かすことで、心身の回復をサポートできます。
焦らず、自分のペースでストレッチやウォーキング、軽い筋トレを続けることが大切です。
体型や体重の変化には時間がかかることもありますが、半年〜1年の長期計画で取り組めば、少しずつ自分らしい体づくりができるはずです。
今日から無理のない一歩を始めてみましょう。