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春の軽やかウォーキング! 歩行パフォーマンス向上するためには?~part1~

LIVRIGHスタッフ
2024/ 4/ 8
目次

厳しい寒さが過ぎて、暖かい季節になりましたね。

近所の公園や歩道でウォーキングがしたいと考えていませんか?

しかし、ウォーキングをする上で『股関節』が重要になります。

股関節は、上半身と下半身を繋ぐ非常に重要な役割である骨盤と大腿骨(太ももの骨)が繋がっています。

今回は『股関節』について見ていきましょう。

股関節の構造について解説!

骨盤前面の図

股関節は、骨盤にある凹みである寛骨臼(ソケット状)に、大腿骨頭(太ももの骨の先端)が入り込んでおり、軟骨や多くの靭帯で繋がっています。

この関節部分が稼働することで「歩く」「立つ」「座る」等といった日常動作がスムーズに行うことができます。

日常動作をする上で、重要な役割となっています。

股関節の機能を6つ紹介

股関節は、非常に可動範囲の広い関節で「前後」「左右」「捻り」といった動きが可能です。

股関節には6つの働きがあり、それぞれ稼働する筋肉も異なってきます。

今回は、6つの動きについて解説します。

屈曲

屈曲は、太ももを体のほうに引き寄せる動きです。

日常生活やスポーツなど、さまざまな場面で使われます。

屈曲の正常な可動域は、約120度ですが、年齢・性別・筋肉量・関節の状態などによって、可動域は異なります。

股関節屈曲の可動域が制限されると、これらの動作が困難になり、日常生活やスポーツに支障をきたす可能性があるため、注意しましょう。

主に働く筋肉:腸腰筋・大腿四頭筋(大腿直筋)

伸展

 

伸展とは、太ももを体の反対側に向ける動きです。

歩行やランニングなどの動作を中心に、立ち上がりやしゃがみ込みなどにおいて重要な役割を果たしています。

伸展の正常な可動域は約20度ですが、年齢・性別・筋肉量・関節の状態などによって、可動域は異なります。

伸展の可動域を増やすことで、これらの動作をスムーズに行えます。

主に働く筋肉:ハムストリングス・大臀筋

外転

外転は、太ももを体の外側に向ける動きです。

日常生活の基本的な動作から、ダンスや体重移動・開脚などで使われます。

股関節外転の正常な可動域は約45度が、年齢・性別・筋肉量・関節の状態などによって、可動域は異なります。

外転の可動域を改善するには、ストレッチや筋力トレーニングが効果的です。

主に働く筋肉:中臀筋・小殿筋・大腿筋膜張筋

内転

内転とは、太ももを体の内側に向ける動きです。

足を閉じる動きや立ち上がるなど様々な動作において重要な役割を果たしています。

内転の正常な可動域は約30度です。しかし、年齢・性別・筋肉量・関節の状態などによって可動域は異なります。

スクワットやレッグプレスを行うことで、内転を鍛えられます。

主に働く筋肉:内転筋群(大内転筋・長内転筋・短内転筋)・薄筋

外旋

外旋とは、太ももを体の外側に向ける動きです。

股関節外旋の正常な可動域は約45度で、年齢・性別・筋肉量・関節の状態などによって可動域は異なります。

股関節外旋の可動域を改善したい場合は、座位外旋や仰向け外旋がおすすめです。

主に働く筋肉:腸腰筋・大臀筋・中臀筋

こんなサインがあれば要注意?!

運動不足や加齢に伴い股関節周りの筋肉が硬くなったり、支える筋肉が減少してしまうと悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

下記のようなサインがあれば要注意です。

●歩幅が以前より狭くなった
●何もない平らな場所でつまづく
●イスや地面から立ちあがる際に、机などに手をつく
●階段がしんどい

悪化すると内臓機能の低下や転倒リスクの増加します。

股関節周りの筋肉を衰えないように、日頃から動かすことが大切です。

まとめ

今回は、股関節について解説いたしました。

股関節を安定して動かすことができれば、歩く・立つ・座るも楽にできるようになり生活の質が向上できます。

逆に股関節を動かしていないと、内臓機能の低下や転倒リスクなどの悪影響が及ぼす可能性があるため、日頃から動かしましょう。

次回は、歩行パフォーマンス向上するために、股関節のストレッチを解説いたします。ぜひ、楽しみにしてみてくださいね!

 

 

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