前回の「春の軽やかウォーキング! 歩行パフォーマンス向上するためには?~PART1~」では、股関節について詳しく解説いたしました。
股関節を安定して動かすことができれば、歩く・立つ・座るなどの日常の動作に使われます。健康で丈夫かつ正常な状態に保つためには、日々の生活をスムーズにするためにも重要です。
今回は、実践編として、股関節周りをほぐすストレッチ方法をお伝えします。
股関節周りをほぐすストレッチ方法
股関節が硬くなる原因の多くは「座っている時間が長い」「姿勢不良」の2つがあげられます。
特に股関節は多くの筋肉が存在するので、一部の筋肉だけをほぐしても改善しにくい部位です。そのため、太もも、お尻、腰まわりと全体的にほぐしていくことが大切になります。
今回はストレッチ初心者の方でも気軽に行えられる方法を6つ紹介いたします。
怪我には気をつけて、ぜひトライしてみてくださいね。
ストレッチ①
1.足裏を合わせて座る
2.両手で両ヒザを押し、10秒キープ(緊張と弛緩を繰り返す)
ストレッチ②
1.四つん這いの姿勢をつくる。背筋を伸ばし、肩の真下に手首・腰の真下に膝を置く
2.手と膝の位置はそのままで、お尻を後方にゆっくり引く。一度引いたら元の姿勢に戻り、またお尻を引く
ストレッチ③
1.あぐらの姿勢で座る。体の前で手の指を組む
2.背中は丸め、腕は肩の高さに持ち上げてひじを伸ばす。手は前、肩甲骨はうしろに強く引き、前後にグーッと引っ張り合う。あごを引いて目線を下げる
3.5回~10回程度繰り返す
ストレッチ④
1. 四つん這いになり、手は肩幅で膝は腰幅につく
2. お腹を天井に近づけるイメージで持ち上げる
3. 1の状態へ戻る
4. ゆっくりとお尻を天井に突き出すようにして胸を床に着ける
5. 1の状態へ戻る。一連の動作を5回程度繰り返す
ストレッチ⑤
1.うつ伏せに寝て、頭の位置に両手を置く
2.ゆっくりと両腕を伸ばしながら、背中を反らす
※腰が浮いてしまわないように注意しましょう
ストレッチ⑥
1.仰向けの姿勢で、両手を横に広げる
2.膝を軽く曲げて立てる
3.膝を曲げたまま、片側にゆっくり倒していく
4.反対側も同じように行う
ストレッチをする上での注意点
ストレッチをする上で注意点があります。
下記、4点に気を付けてストレッチ行ってみましょう。
●呼吸を止めない
●伸ばす筋肉を意識する
●痛いと感じるまで伸ばさない
●勢いをつけない
ストレッチをする際は、無理をしない範囲で取り組みましょう。
股関節周りをほぐして日常の動作をスムーズにしましょう!
今回は股関節周りをほぐすストレッチ方法を中心にお伝えしました。
ストレッチを継続することで、股関節周りがほぐれて、日常の動作がスムーズになります。
怪我には気をつけて、取り組んでみてくださいね。
次回の記事では、歩行パフォーマンス向上するエクササイズをメインにお伝えします。
ぜひ、楽しみにしてみてくださいね。