「会社の健康診断で高血圧と診断された」
「高血圧を少しでも改善したい」
上記のように、高血圧で悩んでいませんか?
高血圧は自覚症状がないことが多く、「サイレントキラー」とも呼ばれています。
しかし、高血圧が長期間続くと脳卒中や心筋梗塞などの病気にかかる率が上がるため、今すぐの改善が必要です。
ちなみに、日本での30歳以上の高血圧症有病者の割合は、男性60.0%・女性44.6%で、年齢を重ねるうちに、高血圧症有病者の割合が高くなります。
今回は、高血圧になる原因や高血圧を改善するストレッチを紹介いたします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
参考文献:平成22年 国民健康・栄養調査結果の概要|厚生労働省
参考文献:2022年5月12日更新 お知らせ|名古屋薬業健康保険組合
高血圧になる原因は?
高血圧の原因には遺伝的要因と環境要因があり、遺伝的要因は生まれつきの体質です。
両親や兄弟・姉妹に高血圧の方がいる場合は、自分も高血圧になる可能性が上がります。
環境要因とは、塩分摂取、肥満、運動不足、ストレス、飲酒、喫煙などの生活習慣によって、高血圧と診断される場合です。
遺伝的要因は自分では変えられませんが、環境要因は自分で気を付けることが大切です。
毎日の生活習慣を見直すことで高血圧の予防や改善につながるため、定期的に見直しましょう。
高血圧は血管の老化である動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病など全身にさまざまな病気を引き起こす原因となります。
血圧を下げるためにはストレッチが効果的!
血圧を下げるためには、まずはストレッチをおすすめします。理由は、運動初心者でもストレッチは取り組みやすいからです。
運動習慣が日頃ある方やストレッチを継続できる方は、適度な運動もおすすめします。
他にも、血流を改善するには、生活習慣の見直しが必要で、減塩や禁煙をすることで血流を良くすることで血圧低下を促します。
また、筋肉が疲労して硬くなると、血液の流れが悪くなります。定期的にストレッチをしましょう!
高血圧改善するためのストレッチ4選!
今回は高血圧を改善するためのストレッチを4つ紹介いたします。
ストレッチは、血圧を下げるだけでなく、筋肉の緊張をほぐしたり、自律神経のバランスを整える効果もあります。
ぜひ、毎日の生活にストレッチを取り入れてみてくださいね。
①首のストレッチ
1.床、または椅子に座る
2首を横に傾け、首筋の伸びを感じる
3.反対側も同じように繰り返す
※もう少し伸ばしたい場合は優しく頭に手を添えてあげるとより伸びますよ
②胸のストレッチ
1.床、または椅子に座る
2.両手を体の後ろで組んで、斜め下に両手を伸ばす
3.両肩を後ろに引いて、胸の筋肉のストレッチをする
③もも裏のストレッチ
1.床に座る
2.両脚を前に伸ばし、背筋を伸ばす
3.股関節を折り目とイメージして、上半身を前に倒す
4.両手は軽く前に伸ばす
5.太ももの後面がストレッチされていることを意識する
④ふくらはぎのストレッチ
1.壁などに両手をつき、ストレッチしたい方の脚を一歩後ろに引く
2.後ろ足のかかとは床につけたまま、前足に体重をのせ、ふくらはぎをストレッチする
3.左右反対側も同様にする
気持ちよく伸びているところで、10〜15秒ほどキープしましょう。
どの種目もゆっくりと呼吸を繰り返しながらストレッチすることで筋肉が伸ばされているのを感じられます。
ストレッチを行う際の注意点
ストレッチを行う際の注意点はいくつかあります。
ぜひ、下記の内容を確認してから実践してみましょう!
1.反動をつけたり、息を止めると血圧が上がりやすいので注意が必要
2.痛みを感じたら無理に行わない
3.息を止めずに、ゆっくりと呼吸をしながらストレッチをする
4.体調が悪いときは、ストレッチを控える
深い呼吸とリラックスした状態で過ごすことも大切
ストレッチの他にも、深い呼吸やリラックスした状態(※)を保つとストレスホルモンの低減や心拍数の安定化が期待されます。
深い呼吸やリラックスした状態を促進するためには、簡単な呼吸法や瞑想を取り入れます。
仰向けに寝ころび深呼吸を繰り返しましょう。リラックスをした状態にしてからストレッチをすると効果的です。
※リラックスした状態=副交感神経を活発にする
高血圧と診断されたらすぐにストレッチをする習慣を身につけましょう!
今回は、高血圧になる原因や高血圧を改善するストレッチ方法をお伝えしました。
高血圧と診断されたら、少しでも血圧を正常値に近づけるために、ストレッチを習慣にしましょう。
今回、紹介をしたストレッチを実践することで、高血圧の改善が期待されます。
ストレッチの他にも、高血圧を予防・改善するには、食事や睡眠などの生活習慣を見直すことが大切です。
ぜひ、無理をしない範囲で取り組んでみましょう。