「腰痛を防ぐ方法を知りたい」
「健康基盤を作りたい」
上記のように、悩んでいませんか?
今回「季節の変わり目にご用心!骨盤のエクササイズで腰痛を防ごう 骨盤帯編~part1~」では、からだの中心部である骨盤に関してお伝えします。
骨盤は上半身と下半身を繋ぐ非常に重要な働きをするのが特徴です。骨盤が歪んだり、痛むと腰痛になる可能性が高まります。腰痛を予防するためにも、骨盤を正しく鍛えることが大切です。
骨盤とは?
骨盤帯は「腸骨(ちょうこつ)・坐骨(ざこつ)・恥骨(ちこつ)・仙骨(せんこつ)」の4つで構成されています。歩行などの移動において下肢と体幹をつなぐ重要な部位です。
骨盤帯には下肢の筋群だけでなく体幹・上肢の筋群も付着しています。また、移動能力だけでなく日常動作のように、全身を使う動作にも強く影響を与えるのが特徴です。
また、骨盤はすり鉢状になっておりお腹の内臓を下から支える受け皿の役割も担っています。
骨盤の機能・役割
主な骨盤の機能・役割は、4つあります。とても重要な機能・役割です。
●上半身を支える
●座る際に身体を支える
●歩行をサポートする
●内臓や生殖器を守る
ぜひ、下記の内容を覚えておきましょう。
上半身を支える
立つ・座る・歩く時は、常に上半身を支えなくてはなりません。骨盤は人体の中心にあり、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たしています。
骨盤が正しい位置にない場合、体重のかかり方が偏ってしまい、姿勢不良を起こることが多いです。最悪、肩や腰の不調が現れます。
座る際に身体を支える
座る時は、骨盤の一番下に位置している坐骨が上半身を支えています。
身体に負担のかからない座り方は、坐骨の2点で上半身を支える姿勢です。足を組んで座るや横向きに座るなどの姿勢は、坐骨の1点で体重を支えるため、骨盤の歪みの原因に繋がります。
意識して座るだけでも、骨盤の歪みを防止する対策になります。
歩行をサポートする
歩く際、骨盤は足からの衝撃を吸収し、足から伝わる衝撃は全身に及びます。
そのため、衝撃を骨盤で吸収し、余分な負担がかからずに上半身を支える重要な役目が備わっています。
結果、腰痛や膝痛などの症状を引き起こすため、注意が必要です。
内臓や生殖器を守る
骨盤の中には内臓や生殖器を支える役割があるのが特徴です。主に、大腸や膀胱をはじめ、子宮、卵巣を守っています。
骨盤が歪んだ結果、内臓をしっかり支えられないと下腹部に下がってしまい、ぽっこりお腹になる可能性があります。注意しましょう。
腸腰筋について
上半身と下半身を繋ぐ役割が骨盤といい、上半身と下半身を繋ぐ筋肉を腸腰筋といいます。
腸腰筋は背骨・骨盤・大腿骨(太ももの骨)にかけてついている股関節の重要なインナーマッスルで、主に脚を持ち上げる動きに使われます。
主な腸腰筋の働きの役割は、腰を正常位置に保ち、太ももを持ち上げることです。さらに、立ち姿勢を保つ際に重力に抗うなどがあります。
歩き出すときに脚を前に振り出す動作や、坂道や階段で脚を持ち上げる動作、仰向けから起き上がる動作などをイメージすると腸腰筋の機能がわかりやすいでしょう。
腸腰筋は見えない位置にあり深部の筋肉です。運動時だけでなく姿勢維持などにも、重要な筋肉になります。骨盤の後方にあるおしりの筋肉も安定させます。
また、腸腰筋が硬くなる原因として、デスクワークなどで同じ姿勢を続けたり、運動不足な場合が多いです。
※インナーマッスル=身体の深い場所に位置する筋肉「深層筋」のこと
まとめ
骨盤について解説いたしました。腰痛防止のためにも、今回の内容を覚えておきましょう。
骨盤は、歩く・座るなどの日常動作に強く影響を与えるのため、鍛えることが大切です。
次回、配信予定の「季節の変わり目にご用心!骨盤のエクササイズで腰痛を防ごう 骨盤帯編~part2~」では、お尻の筋肉やストレッチ方法などをお伝えします。ぜひ、読んでみてくださいね。